パンでありながら、まるでフルーツケーキを食べているような印象です。組み合わされたナッツとドライフルーツのカラーが、大人な食卓を演出します。
<LES INGREDIENTS>
小麦、赤ワイン、ヘーゼルナッツプードル、塩、モルト、イチジク、クランベリー、 ピスタチオ、クルミ、アーモンド、マカダミアナッツ、砂糖、レモン、香辛料
<LE TRAVAIL>
‘パン’として十分ギフトになりうるもの――お店のシンボルになるパン――を、ハード系のパンで作ろうと思ったのがこのパンを考えるきっかけでした。卵やバターを入れなくてもフルーツケーキのようなしっとり感があり、お茶にもワインにも合う。砂糖を入れなくても老化しにくい。この2つの点を考慮して、ルセット作りは始まりました。
シニフィアン・シニフィエでは、パンとチーズとワインのマリアージュをコンセプトのひとつに考えています。そこで、赤ワインを使ってお店のイメージカラーを表現したいと思いました。きっとそのパンは、チーズやワインにも良く合うものになるであろうとイメージしながら・・・。次に、赤ワインに合うフルーツは何か、という事でイチジクを選びました。トルコ産の白イチジクで、実が柔らかく甘みがあるものをスパイシーに仕上げてパンに入れました。そして、視覚でも楽しめるように、鮮やかなクランベリーの赤とフレッシュ感のあるピスタチオのグリーンを合わせ、色のコントラストを工夫しました。中に入っているナッツやフルーツが焦げないように、プレーンな生地で回りを包んであります。手間を惜しまないことで、味わいにもより一層磨きがかかっているパンだと思っています。
パンの生地は、引きが無くしっとりしたものにしたかったので、北海道産の全粒粉とフランス産のBIOのタイプ65、タイプ80という灰分が多めの粉を使っています。さらに食感をもろくするために、ローストした皮無しのヘーゼルナッツプードルを入れています。こうすると、生地の食感がとてもさくいものになり、お菓子っぽさが出ます。
赤ワインは、そのまま使うとアルコールが発酵の妨げになってしまう――生地に40%ものワインをいれる――ので、半分まで煮詰めてアルコールは完全に飛ばして、赤ワインの濃い色とフルーティーな香りが生きるようにしています。
発酵種は、イーストは使わずルヴァン・リキッドを使用しています。副材料がたくさん入るパンなので、全体に均等に混ざりやすいものが良いと思いました。また、フルーツの甘さやスパイシーさには、少し酸味のある生地が良く合い美味しくなります。パンのボリュームはいらないので、これが一番条件に合う天然酵母であり、パンの全体的なバランスも良くなると思いました。

(ナッツとドライフルーツがたっぷり入っています。)
<LA TABLE>
これはパン?フルーツケーキ?と不思議に思ってしまうほど、初めての食感と風味を持つパンです。ナッツの香ばしさとフルーティーさが、お茶やお酒のお供にぴったりです。そのまま薄くスライスして、ブルーチーズetcに合わせてお召し上がりください。
<LE PRIX>
¥3,600(税込)/1本(店頭販売のみ量り売り可)